昔、ホルモン注射を受けたことがあるおかげで
その不自然さが身に染みてわかるのですが、
よくある「妊娠治療を辞めた途端、妊娠しました」という話は
なんだか当然の感じがしなくもないのです。
ホルモン値を標準範囲に合わせる注射をするというのは、
体にとっては、ただの準備なしの急なアクシデント・恒常性を乱すトラブル。。
本人が辛いと感じるかは個人差があるけれど、
現実として、注射を受けた体は
その変化についていく、バランスを取ろうとするだけで精一杯になり、
体力を消耗し、
正直、妊娠する余裕がなくなるだろうなと。
糖尿病とか
値を気にする病気でも同じなのですが、
先に「状態」があって、
そこにホルモンだとか血糖値の変動が自然と現れるものだから、
「状態」を整えること・「状態」への視点が優先。
薬のみをツールにする医療では、
薬を使うことで変動するものに強く目を持っていかれるのが無理がない流れですよね。
なんでも対象物を強く見すぎると、視野から背景が消えるので
何か数値の上下を見る必要がある仕事では
狭い世界観から帰る習慣が大切だなと思います。
自然が身の回りにない環境(全身感覚を感じにくくなる)や
余裕なく住居ひしめき合うような地域(脳もひしめき合う圧迫感を受ける)に住む人は
特に積極的に空やなるべく遠くの景色を見ることが大切ですね。
気をつけようっと。